WCF Mie 2006 観戦記

Permanent of Entry #71

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一日の出来事をまとめるのに何日もかかってしまって遅くなりました。途中意味が分からないところがあっても、華麗にスルーしてください。

来たる11月17日・18日に三重県伊勢市でアジア地域で初開催の新体操ワールドカップファイナルが開かれた。後半にあたる18日最終日の大会を観戦しに行った日の日録。

Program

まずは交通手段から。名古屋から出発なので名駅から近鉄特急に乗れば乗り換えもなく、車窓からの景色を楽しんでいるうちに伊勢に到着してしまいそうだが、調べてみるとそこから先が大変だ。公共機関を使った場合、会場のサンアリーナまで近鉄最寄りの駅(五十鈴川)からはバスになるが、サンアリーナ公式ウェブサイトのアクセスガイドを見てみると、帰りのバスの時刻が大会の終了予定時刻より先に終わっている。大会サイトの情報では臨時バスが出るようだが詳細がよくわからない。今大会に先行して催された全日本新体操選手権のときには、アリーナから帰りのタクシー待ちの時間が永かったと聞くし、イオンカップも初日、二日目とバスが無くタクシーを利用せざるを得ない状況だったそうな。こういった事前情報を踏まえ、WCFの最終日が土曜日で客の動員も大幅に増えることを考えると、更に酷くなることも考えられる。これはヤバイ。大会が終わった後にぐずぐずやってたら、私を待ってる伊勢湾で捕れた海の幸に出会えなくなってしまうかもしれない。会場は3000台収容可能な無料駐車場が完備されてると云うし、移動も車の方が何かと便利。それならばと、鉄道での移動をやめて車でのロングドライビングを決行することにした。

出発

Espresso Maker
左:多人数用、右:2人前用
Strong Espresso
気付け薬の「SPストロングエスプレッソ」

当日の朝7時起床。昨晩は大会初日の模様をテレビ観戦し、いよいよ自分がそこへ生観戦しに行くと思うと興奮してなかなか寝つけず睡眠不足に。無理矢理身体を目覚めさせるためSPストロングエスプレッソをつくる。写真の右側は2人用、左側は3-4人位用のエスプレッソメーカー。この大きい方の多人数分できる方のエスプレッソメーカーに、自分の珈琲入手先のお店では最も苦いイタリアンロースト(超深煎り)を極細挽きにしてもらったものを容量ギリギリまでたっぷり入れて、少なめの水で一人前だけを抽出する。イタリア人もびっくりな濃さのエスプレッソができる。この苦みの塊をストレートで飲むのは難があるので、キャラメルシロップを入れて一気に飲む。これでOK。覚醒して眠気もふっ飛び、安心して長距離運転に挑むことが可能となる。

軽く朝食をすませて8時頃出発。道路は高速を使わず国道23号線を利用。土曜日の朝でもトラックが多い。おまけに陽射しが眩しい。どうもお天道さまは苦手だ。しかし、お気に入りの音楽を聞きながらノリノリで運転していると、それもあまり苦にならない。BGMは「Tender Trap - Film Molecules」、「Asobi Seksu - Citrus」、「Postal Service - Give Up」。津を通過してからは交通量も減ってまあまあ快適。出発からドリームポップなアルバムを3枚聴き終わる頃に伊勢に到着した。

伊勢

競技開始までは時間に余裕があるので、まずは伊勢神宮を散策だ。神聖な大会を観戦する前に身を清めようと、さっそく外宮へ向かった。流石に伊勢神宮は伊勢観光のメジャーポイントだけあって道路標識も多く道に迷うことはなかった。神宮の駐車場に車を停め、伊勢の森へ参入。とても爽やかだ。樹々の生い茂る森の中は空気が美味しく、気分はリフレッシュ、心が洗われる。

小一時間程外宮の中を見学しながら散歩し、森林浴を満喫した。緑の中を歩くのは気分爽快で、とても気持ちのいい時間だった。これで身も心も清まった。身体を動かすと次はお腹が減ってくる。適度な運動の後はご飯だ。元々朝食も少なめだし、お昼どきになってしまう少し前にランチに向かうことにした。

まめや向かった先は大正12年創業伊勢うどんの老舗「まめや」。伊勢に来たら本場の伊勢うどんは絶対食べようと思っていたし、伊勢神宮外宮からも近く、もし何かあってお店が休業しても、すぐ近くに第2希望の「山口屋」もあるので、どちらかはやってるだろうという安心感付き。一応自分なりに第3希望まで伊勢うどんの名店と云われるお店を選んでメモしてあるので準備万全ではある。場所は近いので本来ならすぐ着くはずなのだが、道を間違えて遠回りをしてしまい、遅ればせながらなんとか辿り着いた。(車で走るのが初めての土地はなかなか大変だ。)お店に着いたときは丁度お昼の真っ只中で店内は満員状態。ランチのピークタイムはズラすはずだったのにど真中に来てしまった。道に迷いさえしなければ・・・席も空いてなかったので、しばらく待たなければならないのかと思っていたら、幸いにも客の回転率が良いのか待ち時間は数分程度で済んだ。自分が注文したのは「伊勢うどんとミニ丼セット」。

伊勢うどんとミニ丼セット

ちょっと不思議なうどんに会いに行く 伊勢うどんに挑戦 - [うどん]All Aboutで紹介されているレポートの通り、太目のうどんはほんとにコシがなくふわふわだ。箸に力を入れるとブチッと切れる。自分が以前に食べた伊勢うどんを上回る柔らかさだ。カルチャーショック!つゆも色の濃さとは対照的にそれほど味は濃くなく出汁が効いている。写真では隠れてしまって見難いけど、小皿に薬味があって自分の好みで入れて食べる。ミニ天丼とサラダがあるので、これだけ食べておけば観戦へ向けて十分なエネルギーが補充できるだろう。しかし、炭水化物多目で天ぷらも所狭しと乗っているので、ジムナストにはオススメできないメニューかもしれない。

念願の伊勢うどんも食べて満足、満足。食事も終わって一段落。このときが13時過ぎぐらい。まだ競技開始の15時までは時間がある。距離的にも近そうなので、伊勢神宮の内宮へも行ってみることにした。走り出すと道路標識には4キロと出てた。風情のある石灯篭の並ぶ道路を快適に走行して、これならすぐ到着しそうに思えた。甘かった・・・内宮手前1キロぐらいのところにある電光掲示板に内宮前混雑の文字が・・・そしてそこから数百メートル進んだところから渋滞に・・・まったく動かなくなった。一寸先は闇とはこのこと。今までのスムーズな走りが嘘のように、前が詰まって進まない。前の方に見える交差点の信号が何回変わろうが一向に改善して進みだしそうな気配もなく、ずっと先まで観光バスや一般車両などが連なっているのが見えてる。ここで脳内のリスキースケジュールキャンセラー(R.S.C.)が発動。“駄目だ、これでは間に合わなくなる”そう判断して、交差点でUターン。内宮観光はキャンセルした。

サン・アリーナへ

宇治橋や内宮の建造物も見たかったが、欲張って無理なスケジュールを進めた結果、本日のメインイベントに遅刻してしまったら本末転倒になってしまう。潔く諦める、これも大事だろう。早く着きすぎてしまうかもしれないが、これから先も何が起こる分からないと思ったので、余裕を持ってすぐさまサン・アリーナへ向かうことにした。実際、道には迷った。道路が交わる場所を交差点と思い込んでいたら橋になってて気付かずに通り過ぎてしまったり、分岐点で曲がり損ねてしまったりと、かなりロスしたかと思う。道を間違える度に安全な場所に車を停車させ、地図を見て確認しなければいけないので、思いのほか時間を要する。途中で通りすがりのコンビニに寄って車を停め、そこで買ったバンホーテンココアを飲みながら気を落ち着け、地図を頭に叩き込む。かなり近い所にいることも分かった。そしてリスタート。伊勢の道路に振り回されながらも徐々に確実に近付く。会場に近付いた所で「サン・アリーナ→」の標識を見たときはほっとした。アリーナの大きな屋根が見えてきたときは、ついに辿り着いたぞという達成感もあったぐらいだ。道に迷いながらも無事に到着。

Sun-Arena警備員の誘導に従い、広大な駐車場に侵入し駐車する。到着時刻14時15分。14時開場、15時競技開始なので丁度いいぐらいのタイミングか。入口付近は人がたくさん並んでいる。入口正面に向かって右側に人が並んでいたので、ここが会場だなとパシャリ。後で知ったが、そこはサブアリーナだった、、大会が催されるのはメインアリーナだ。人がたくさん並んでいるので待たなきゃいけないのかと思っていたら、アリーナA(アリーナ正面)の座席だけ入口が別になっていて、待たずにすんなり入れた。どうやら選手や関係者と同じ入口を共用するらしく、通常の来客用入口からは入れないようになっている。数日前、一足先にこの会場に訪れた人からアリーナは入口が2階と伺っていたのだが、このことだったのだと納得した。本来この体育館デフォルトだと客は皆同じ入口から入るのだろうけど、今回は正面側を特設したのでこうなったようだ。

サブアリーナ
間違えて撮影したサブアリーナ

会場内を見渡すと、他の座席間は繋がっているのに、このアリーナAだけが孤立してスタンドアローンになっている。どこのブロックとも繋がっておらず、隔離されたような状態になっている。このことでこの座席と別区画の座席との組合せで、仲間同士で来てる人達は会場内で落ち合うことができず、途中で席を交替するときも一旦会場の外に出て場所を変わるなど不便そうだった。また、座席も座り心地の良さそうな普通席とは違いここだけ折りたたみ椅子が並べられてる訳だが、前の席との空間が狭いので同じ列に座る人が席を立とうとすると、その列全ての人が動く必要があって利便性が悪い。前後の座席間隔が密集し過ぎている。この狭い一画に10列は無謀なので、せめて8列ぐらいに減らす必要があると思う。競技フロアと練習フロアを仕切る壁は低く、絶えず裏で練習をしている選手の手具が飛び交っている様子が見えてしまうのも、正面側から見てて気になった。他は特に不満点は無い。館内は体育館特有の底冷えもなく、空調が程よく効いて快適。建物自体は設備の整った近代的な体育館という印象。

座席を確認後トイレを済ませ、競技開始までパンフレットを眺めたり、試技表付属のアンケート用紙に記入したりして待った。DJが喋り始めて、そろそろ始まりそうな気配だ。客席も満員に近い状態になってきている。そして始まった。

競技開始

既にWCFのテレビ放送も終了して、多くの人がその映像を目にしており、今更素人の私が競技内容を独断と偏見で説明しても無意味だと思うので割愛。印象に強く残ったところとテレビでは分からない部分に的を絞って書こうと思う。

会場の様子から説明すると、観客席の中に関係者用の場所がいくつかつくってあるが、向かって左側のサイドアリーナ席の一画にはロープが引かれ、選手・関係者が利用するエリアがあり、この日の大会に出場しない選手や演技を終えた選手達も観戦&声援をしていた。よく声が出ていた。最前列も関係者用になっていたようで、後半にチームジャパンとかが観戦利用していた。正面側のアリーナ席(別名スタンドアローン席)にも関係者用の場所があり、そこはウクライナ御一行が利用していた。ここは後半ウクライナの団体選手達も加わって、ベッソノバやゴデュンコの応援にヒートアップする。アーニャコールとナターシャコールの総本山。以前、S席の正面と書いたことがあったが、真正面は存在しないことが分かった。スタンドアローン席の後側になるその場所は、カメラが設置してあって関係者以外立入禁止になっており、アナウンサーと解説者の席もその中にあった。

開会式が始まり、ウォームアップしてる選手を除く全ての選手が音楽と観客の手拍子で入場して並び、ひとりひとりが紹介される。団体が9チーム居ると華やかだ。暗い照明の中で選手にスポットライトが当たるとミラーボールみたに光が反射する。いかにスパンコールをたくさん付けてるか分かる。一通り選手紹介が終わると選手は退場して、個人クラブの演技からスタート。この日の試技は、個人クラブ→団体フープ+クラブ→休憩→個人リボンという順番。クラブはど初っ発からセシナの演技で始まった。

セシナを観てると、そろそろ新体操にもポワントシューズが許可されてもおかしくないんじゃないかと思えてくる。ルルベがあそこまで高い位置にくると、もうポワントで立っちゃいなよって感じだ。アティチュードも形状が綺麗。ターンが得意なだけあってピルエットが美しかったかと思う。

カナエバは秀でた柔軟性を活かしつつ独自のステップを取り入れてたり、振付けに工夫もあって好感触。今回のメンバー中、カナエバしかできないであろうフレキシビリティーな技が出たときは歓声も上がってた。ジュニア時代から名前が売れてるのでその分人気もあるみたいだ。ひとつひとつの技をしっかり決めて安定した演技で、真面目さが伝わってくる。たぶん生真面目な人だと思うね。カナエバ。

カプラノバはこの大会トータルでメダルに手が届いたのが1つだけ、ロシアのホープらしからぬ不調な状態。このままだとジェットストリームアタックのメンバーからも外されてしまいそうだ。スコアの内訳を見るとペナルティを受けた数も1番多い。本来のカプラノバを見ることができなかったのは残念。公式プログラムでも出場選手トップで2ページにも渡って大々的に紹介されているというのに。観戦ガイドの表紙にもなっているのに。ポスターにも起用されているというのに。昨年の女王がここまで調子落とすとは・・・

ジュコバとゴデュンコの活躍が目立ってたように思う。ジュコバは前日のボールの演技での快進撃を放送で観てたので、この日も期待があった。結果的にこの日はメダルに届かなかったけど、キビキビと良い動きだった。WCFでは全種目にオリジナル技のジュコバジャンプを取り入れてたようだ。独自のカラーが強くなって洗練されてきてるし、翌日のイオンカップで個人総合銅メダルに輝いていることからも、着実に実力を上げてるのは間違いない。

ゴデュンコのスピードと運動量はハンパじゃない。スピードがあると必然的に移動量も増えてしまうのかもしれない。競技エリアの対角線上に端から端まで駆け抜けるのをたくさん観た。エネルギッシュで元気良くはじけてるが、あれだけ俊敏な動きで手具操作も速いと身体への負担や演技へのリスクも大きいはずだ。いずれは作風を変える時期が来ると思うが、いつ頃までこの速さを維持できるのだろう。

同胞のゴデュンコが目の醒めるような演技をする中、この日のベッソノバはあまり目立つようなところがなかったように思う。プロフェッショナルな人の目から観ると難度をきっちり決めて、余計な動きも減って良くなったそうだが、際立ったところも見えず、ベッさんオーラもあまり感じなかった。芸風が被りがちなセシナが台頭してきたことで、霞んでしまう部分もあるのかもしれない。クィーン・オブ・エレガンスの称号を守るためにも独自色を強く出す方向で思いきりやって欲しいが。

団体の演技を目の当りにすると凄い。どこを追って行けばいいか分からなくなる。5人が同時にいろいろなことをやっているので、把握しきれない。自宅で映像を観て「こんな事やってたのか」って気付く部分が多かった。かなりいろんなことをやってる。この種目フープ+クラブにおいては、手具が空中を舞う回数が多いが、手具をパスするとき直接受け取らずに背中で弾いたり、回りながら足の裏で蹴っ飛ばしたり、クラブでフープを弾いたり、逆にフープでクラブを弾いたりと中継的な連係技が多く、転がり易いフープを場外に跳ばさないように、だけど激しく交換する。スリリングだ。各チーム複雑で凝った手具操作が行われ、勝敗関係なく面白い。

その中でも4強って言われてる国はやはり一味違う。いろんなハーブを使って香り付け、ハイリスクな技の数々にもピリッとスパイスが効いて、要素もバランスよく配合されてる。独創的なアイディアで創り出す技と技のハーモニー。前菜からデザートまでのフルコースをテンポよく展開、隙もなく愉しませる。

団体で一番印象的だったチームはイタリア。何が飛び出すか分からない、技のレパートリーのごちゃ混ぜに入ったミネストローネ。豪快に飛び交う手具は、茹で過ぎないように芯を残してアルデンテ。長身から繰り出されるパワフルで迫力のある情熱的なトマトソースは、ワインにもよく合いそうなパンチの効いた演技だった。ミスもあって残念ながらメダルには届かなかったが、自分にはイタリアの団体が一番ボーノだった。サンバのリズムに載せてステップ踏んでたロシアや、スピーディに展開してテンポアップしてく音楽合わせて踊るブルガリアも印象的だったが、恐れずに手具空中遊泳に挑戦してるイタリアのインパクトの方が上回った感じ。

最後の種目、個人リボン競技を行う前に30分休憩があり、休憩の終わりの方で花園大学男子新体操団体のエキシビジョンが行われた。6人で徒手。胴上げのように人を上へ高く投げ上げて受け止めるところから始まって、宙返り、倒立と迫力の演技。6人全員が同時にアラベスクパンシェのようなポーズで停止したところでは拍手喝采。初めて見る男子新体操は新鮮で面白かった。この頃には演技を終えた団体の選手達も観客席に来てて、後半の個人リボン競技の賑やかな応援に一役買ってた。

リボンで一番良かったのはゴデュンコだ。出番を控えるスターティングエリアに居るときから、黄色と黒の斑のリボンをブンブンと振り回して気合いの粒子が飛び散っていた。狭い場所でもお構いなく大胆に大きな孤を描いたり、波打ったり、投げて受け取ったり、ビシビシとエネルギー放出中。カッコエェー!演技が始まる前から格好いいのだ。痺れるぜ。ゴデュンコいいよゴデュンコ。ナターシャ♪ ナターシャ♪ 演技開始と共にゴデュンコのリボンは走りだす。電光石火の超特急。光の速さで走る。こくがあってキレがある。濃くて巧い、でらうま。そんな感じだ。終始スピードの衰えないリボンが次々と縦横無尽に芸術模様をつくり出して、見惚れているうちに終わる。セシナのくるくるターンなリボンがゴールドメダルならゴデュンコの光速な変幻自在リボンはその上を行くプラチナメダル級だ。演技終了して立ち去るとき、ウクライナ御一行の方角から「ナンタラカンタラ!ドウノコウノ!」と母国語らしき言語で檄が飛ぶ。たぶん「ゴデュンコいいよゴデュンコ」って言ってるんだと思うんだが、それに応えるようにゴデュンコが振り返って丁寧なお辞儀で一礼する。この立ち居振る舞いは日本を意識してるんだろうか?粋だ。bravo!

ゴデュンコはスパークしてたかと思う。テレビには映らなかったかも知れないが、会場に居た自分には稲妻のような閃光を放つのが見えたし、電磁波も感知した。これはもうこの日のMVPはゴデュンコに決定。(※MVPとは Morgoth Valuable Player の略です)

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。全体で4時間近くあったはずなのだが、すぐに終わってしまった感じだ。

Program and Start List
公式プログラム&観戦ガイド

全てのプログラムが終了して興奮醒めやらぬまま余韻に浸りながら会場から出て行く。ロビーの方へ出て来たら皆がこっちを見ている。振り向いてみると、私の後ろにブルガリアの団体選手団がぞろぞろと連なって歩いてた。近くで見ると髪の毛までラメがキラキラしてる。洗髪大変だろうなぁ。スレンダーで背筋が良く歩き姿が綺麗でgood。溌剌としてヘルシーといった感じか。そのまま関係者方面に消えて行った。そういえば、中国団体のリザーブ選手の歩き方が可愛らしいと思った。競技のときに予備手具を設置するときの小走りもキュートエレガント。あの可憐な振る舞いは天性なんだろうな、きっと。そんなことを考えながら建物の出口まできた。そして自動ドアの扉が開くと、そこは雨だった・・・ガーーン。

雨。これは想定外。まったく天候のことなんて考えていなかった。真っ暗で雨。なんかもう帰っちゃおうかなって気にさせるようなシチュエーション。いやいや、まだ帰りませんYO!まだ大切なミッションが残されているんだ。メインイベントの次に大事な用件だ。せっかく伊勢まできたのに、このままノコノコ帰る訳にはいかない。ここは一発気合い入れて喝。雨に濡れながら駐車場の車へ向かった。車に乗り込み車内で地図を拡げて標的までの道のり確認。GO!

目指すは鳥羽。漁港の街が呼んでいる。待ってろよー海の恵よ、今行くぜー。もう少しここに居たい気もするが、そうも言ってられない。サン・アリーナともお別れをして雨降る中を走り出す。サン・アリーナ周辺の道は外灯もなく真っ暗だ。暗闇の中を突き進む。この暗黒の道は初めてここに来た人間にはちょっと厳しいものがあるが、国道に出てしまえば大丈夫だ。あとは標識に従って走るだけ。

旭屋酒素饅頭 途中二見浦にある大正時代創業の饅頭屋「旭屋」に寄って酒素饅頭を買う。酒素饅頭だけを一筋に作り続けてるそうだ。情報源は情報誌るるぶ伊勢志摩’07。お店のオバさんが閉めようとしてるところで、ギリギリセーフ。不定休ということだが、やってて良かった。これはお土産として買って、後日に家で美味しく食べた。仄かに酒の香りがする大人の味。薄皮で粒餡を包み込んだ素朴な饅頭だった。1個から買えるみたいで、この辺りを散歩するときに1、2個買って食べ歩きする人も多いそうだ。

鳥羽

近鉄鳥羽駅
夜の近鉄鳥羽駅

国道42号線を走って鳥羽へ到着。近鉄鳥羽駅前に車を停めて記念にバシャリ。万が一エキシビジョンが行われて遅くなったり、道に迷って遅くなった場合でもいいように、元々夜遅くまでやっているお店を中心にピックアップしてあるので余裕の行動。鳥羽、ここには絶対旨いものがある。感じるんだ。もうこの駅に居るだけで跳びきり新鮮な鮮魚達の声が聴こえて来るんだ。予定地はもう少し先だ。漂ってくる潮の香りから鳥羽に居ることを実感し、再び走り出す。パールロード方面への分岐で曲がる。この辺りは旨そうなお店がたくさんある。何処にするかかなり迷ったが、たぶん何処へ行っても旨い。ハズレに当たってしまう可能性は非常に低い。なぜなら、この近辺一帯が美味しい鮮魚を提供するためにあるような場所だからだ。ネタの悪いものが出るわけない。そして調べた限り、この辺りはどこも皆リーズナブルなのだ。ネタの鮮度と価格のバランスがとても優れている。漁港の街ならではのコストパフォーマンスが堪能できるはずだ。

江戸金 江戸金入口しばらく走ると見えてきた。江戸前寿司ならぬ鳥羽前寿司の「江戸金」。ここが今夜のターゲット。看板には寿司処、和食処、磯料理となっている。鳥羽湾で捕れたネタを握ることから鳥羽前寿司と云われているらしい。呑むお客さんに対応しているので深夜1時までと遅くまでやっている。駐車場に車を停めてお店に入る。入口の扉を空けると発砲スチロールの箱の中で泳いでるスッポンがお出迎え。期待できそうな気配。そして中に進んで行くと、またしても満員だ。お店の中は賑やかを通り越して喧しい。お客さんの威勢がいい。ワイワイガヤガヤと活気があり過ぎる。これが鳥羽の空気と云うやつか。お店の人もとても忙しそう。なんかスゲーところに来ちまったな・・・カウンター席が座れるそうなので着席する。このとき20時ちょっと前ぐらい。子連れから鯔背な兄ちゃん・とっつぁん達まで幅広い客層だ。寿司、定食、一品料理とメニューも幅広く揃ってる。酒の種類も多そうだ。自分の座ってる前にも各地域の日本酒がずらーっと並んでる。隣の人が飲んでる生ビールも美味しそう。呑みたい。でも呑んじゃいけない;;呑んだら乗るな、乗るなら呑むな。心情的には一品料理をいくつか頼んで一杯やりたいところだが、ここは堪えて我慢我慢。お店のお薦めの定食に上がっていた「手こね寿司定食」と、少し間を置いてからメニューを眺めてたら魅力的だったので、追加で一品料理の「牡蠣グラタン」をオーダーした。

カウンター越しの水槽には美味しそうな鯛が泳いでいる。優雅に泳ぐ鯛をボーっと見てたら、お店の人が寿司用のでかい湯飲みでお茶を持ってきてくれた。おっ、伊勢緑茶だろか。落ち着くわー。お茶を飲みつつ、水槽を眺めながら、後ろのでかい声で喋っている客の面白い話に引き込まれ笑わされていると、鳥羽風手こね寿司定食がやってきた。

手こね寿司

何か見たこともない緑色の粒々状の繋がったものが載っている。何かの卵だと思うが何だろう?お店の人に聞いてみたいが、忙しそうでそんな雰囲気じゃない。とにかく食べてみる。口の中でプチップチッとなる。これは初めて食べる食べ物だ!何なんだこれは?未知の食べ物に遭遇した。醤油を全体にちょろっとかけて、鰹と飯と未知の食べ物を同時食べる。ウマー!これは街中じゃ喰えないな。ゴデュンコの稲妻ぐらいスゲーよ。このキャビアのようなものはこの街じゃメジャーなのだろか?鰹のヅケも最高っす。巻き貝も磯の香りがいかにも捕れ立てで旨いっす。ここまで来てヨカッタ。ヤッホー!鳥羽最高!

牡蠣グラタン

お次ぎは巨大な牡蠣を殻ごと焼いた洋風アレンジな牡蠣グラタン。ホクホク熱々だ。ここのメニューの感じからして、鳥羽名産の浦村牡蠣かと思われる。ボリューム満点だ。生牡蠣もいいけど、ホワイトソースの絡むアツアツの牡蠣もイケる。満腹指数の高さからして、カロリーも高いだろう。ジムナストは食べ過ぎに注意しなければいけない一品かもしれない。でも美味しいとどんどん胃袋に入っちゃう。危険。

シャーベット

食後にシャーベットが出てきた。デザート付きだ。満足度が高い。鳥羽ウマシ。

新鮮な魚貝料理っていくらでも食べれてしまいそう。恐ろしい食べ物だ。手こね寿司定食1,890円、牡蠣グラタン680円だった。

食事を終えてからは、国道を利用して帰ったが、深夜帯に突入していたこともあって、交通量も少なく準高速道路のように快適な走行で帰れた。深夜の国道23号は高速道路より速いかもしれんね。

情報誌るるぶ伊勢志摩’07
情報誌るるぶ伊勢志摩’07

今回の旅の情報で一部活用した情報誌。ネットで探した情報を活用しながらも、雑誌型の情報源は地図も付いてて便利だ。旅の前に準備として、書店で伊勢地域のガイドブックが何冊かある中から、これが一番自分にマッチしそうだったので選んだ。こういったものを利用して予定を組み、この日一日の動ける時間を有効的に使うことができたと思う。

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